辞書
ここでは具体的な語形を書きます。
変項
<0+>
, <0>
, <0->
はそれぞれ a
, i
, u
とします。<1+>
, <1>
, <1->
以降は a
, i
, u
の後ろに母音(aeiou)’で区切ってを五進法の要領で並べることで表します。<>
は au
とします。(newと同時にdeleteしている感じなので)
前置詞
冠詞
ここで、e
格に対応する冠詞は ei
になるが、これは省略できます。
代名詞・外部語
自然言語の代名詞は、発話者、発話状況、文脈などによって意味が変化します。Varhilでも、自然言語の代名詞のように、単語を一時的な意味で使えるようにしたいが、自由に意味が交代してしまうと曖昧さに繋がってしまいます。それを避けるため、代名詞であっても意味の同一性を担保する機能を設けます。
Varhilでの 代名詞 /[^aeiou’]a(‘[aeiou])*$/は、内容語とは違って定義が固定されていない述語です。代名詞は限定詞と同じように、同じ意味で初めて使用するときは-a-の形を、二回目以降では-i-の形を、最後に使うときは-u-の形を使います。また、’で区切って母音を繋げることで無限にバリエーションを増やせます。代名詞は最初の子音に応じてデフォルトの意味(n人称など)が設定されているが、文脈の中で勝手に変化しなければ、自由に解釈し、使用できます。
- ma
e
は私/私たちだ- sa
- ma
e
はあなた/あなたたちだ
例えば、同じ場にいる二人が会話するときに、それぞれの一人称を’母音で区別することで、それが引用されたときの混乱を避けるなどの使途を想定しています。
子音で終わる単語は外部語です。代名詞と同様、外部語も、固定されていない意味を持つ述語です。違うのは、デフォルトの意味が語源となる言語での意味に依ること(もちろん勝手に解釈を変えてよいので大した問題ではない)と、新出/既出の区別ができないことです。